死神の嘲笑

十七・二。

「これは?」

覗き込んだ友弥が尋ねる。

「酸素濃度が十八に満たない場合、マンホールに入ると酸欠になってしまう。だから、送風機で換気する。皆、マンホールから離れて」

「「「「はい」」」」


朱理と梓、友弥に死神までが従った。