「グズッ‥」


『川で泣いている可愛いお嬢さん♪』


振り向いてみると

知らない人。

『俺、松本 奏汰【マツモト カナタ】3年だよ。

君は2年生だよね?


みんな可愛いって噂してる♪』


え‥噂されてるなんて知らなかった

『泣いてたら、何も始まらないよ

なにがあったのかはわかんないけど

可愛い仔には笑顔が似合う』


奏汰先輩は私の頬を上にあげた

『ほら、可愛い♪』


隼人と違って優しい‥


って思うと涙が溢れだした。