…………終わった。 こんなあっけなくしたのは俺だけど、こんなにもあっけなく終わるなんて。 俺は気が抜けて、まるで子どもみたく泣き叫んだ。 今日は家族が出掛けていて良かった。 こんなダサイ所、見られたくない。 せめて俺が、これで吹っ切れますように。 せめて芹川さんが、「高三の頃に、告ってきた堀越って男がいたなぁ」くらいには、俺のコトを覚えていてくれますように。 .