「ミナトさぁぁぁぁぁぁんっ!!」
その声に反応した団員のみなさんは慌てて駆けつけてきた。
その中には医者もいて、いくつか船長さんに質問をしていた。
「昨日の記憶はあるか?」
「いや、ここに着いた日からの記憶がない。」
「体に異変は?」
「少し腹痛い。」
「腹は減ってるか?」
「まぁまぁってとこだ。」
一通り質問し終わった後、医者は言った。
「消化しきったな。」
おおおおお!と喜ぶ団員たち。
私も嬉しい。なんて言ったって、船長さんが私のたけのこのせいでこうなったのも、その間私にべったりだったのも、最後のあのキスも忘れているんだもの!
わぁぁぁぁっとなる中、あろうことかアレンさんは口を滑らした。
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