「なんでペットだけ料理が違うんだよ。」
「そ、それは私のたけのこっ……!」
残しておいた大好きなたけのこは船長さんの手によって船長さんの胃の中へ。
私のたけのこ返して泥棒!
だなんて言いたいけど言えない私はどうせチキンだ。
言ったとしても、盗賊だから。という言葉と共に痛い制裁が下されるに違いない。
諦めて他の料理に手を着けていると、突然船長さんが苦しそうな声をあげた。
「せ、船長さんっ!?」
持っていたお箸をあわてて置いて船長さんの元に駆け寄る。
倒れた船長さんの頭を持ち上げて声をかけていると、船長さんの体は湯気みたいなものをあげながらどんどん小さくなっていった。
「えっ!?船長さん!?ちっちゃくなっちゃってるよ!?」
騒ぎに駆けつけた他の皆も一緒にあわあわしてる中、医者だけが落ち着いていて、一言でこの現象を解決した。
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