「だいたい、首輪なんてつけるぐらいだったらさっさと見つけに来てよ。」


休憩と、迎えに来てくれるという淡い期待の元、道のり途中にあった小さな切り株に腰を下ろす。
ここなら戻ってきてくれた船長さんたちをすぐに見つけられるはず。



……でも、あんな人が戻ってくれるわけないよね。


はぁ、とため息をついたとき、突然後ろの茂みがガサガサと音を立て、反抗する間もなく後ろから口を抑えられた。






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