船に揺られること1週間。

初めはガチな感じの首輪を手に笑いながら追いかけてくる船長さんに戸惑ったものの、アレンさんや他の人たちの必死の説得により、ちょっと特殊な機能のついたペンダントに変わった。


どうやら、機械が得意な人が見かねて作ってくれたらしいのだ。

説明書とともに渡され、いつも身につけとくよう言われた私は身にはつけているのだけれど…


「あの分厚い説明書を読む気にはなれないんだよなぁ…」


というわけで、説明書は放置で今にいたるわけなのです。

そして、海も見飽きてきた頃、ようやく島らしいものが見えてきたのでした。







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