ペット化宣言



「船長さんっ!」


そう、後ろの人に抱きつく。



「…君、海賊の船に乗ってるんだね……。」


聞こえてきた声は船長さんの機嫌の悪そうな声じゃなくって、全然、もっと甘いような優しい声。



それなのに、私は一瞬で背筋が凍った。
今私が抱きついている人は、誰?



見上げて確認すると、そこにはみたことのない優しそうな男の人が私に微笑みかけてきた。






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