「おまえも島に上陸だ。必要なものを決めておけ。」 「…………へ?」 気が抜けて、変な声が出てしまう。 そんな私の頬を掴むと、ぐいっと両方にひっぱった。 「ひたたたたたっ!」 ギブ、ギブ!と叫ぶけど、全然通じない。 それどころか、にやにやと力を強めてきた。 「返事は?」 「は、はひっ!わはりまひたっ!」 ようやくはなしてもらったとき、私の両頬は真っ赤で、いたいたしかったという。 .