「島が見えたぞーっ!」 船いっぱいに響いたその声に、船中が慌ただしくなる。 その足音やら騒ぎ声に便乗して、私も足音が向かう先へと歩いていった。 「ユーリ!もうすぐ上陸っすよ!」 「上陸…………島!」 視界にうつるのは、綺麗な海と、その先にある、建物いっぱいな島。 まだ遠目だからはっきりとは言えないけど、栄えてるように見える。 「ほら、ユーリも早く支度するっす!」 そう言って背中を押した後去っていったアレンさんは今までにないほど浮き足立っていた。 .