「だから今、魔女の最初の呪いも消えた。」 魔女の最初の呪い…… それは、青年と少女の別れる呪い。 それとこれとに何の関係が? 疑問に思う私の頭に船長さんはチョップを入れた。 「さっきの手紙でもそうだが、おまえ自分が少女だって気づいてないだろ。」 「え、私はいつだって少女ですよ!」 さらにチョップをいれられる。 痛さに耐えきれず、すみませんと全力で謝った。 .