「一人で納得しないでくださいよ!私だって聞きたいことあるんですから!なんで船長さん、私のこと元の世界に返したんですか!?」 その言葉を聞いて、団員たちは声を上げる。 その声は何かを理解したような声ばかりで、理解出来ていないのは私だけのようだった。 「ミナトさん、ユーリの記憶と引き替えに、ユーリを向こうに返したんっすよ。」 こっそりと教えてくれたアレンさん。 私の記憶と引き替えに………? 一瞬でも忘れられてたことに少し悔しくなるけど、それよりもある一つの疑問が残った。 .