「カムイ海賊団にやられたのか!?」


「えっと、そうとも言うっすけど違うとも言うというか………。」



何と言っていいのか分からなくて口ごもるアレンの肩に、ミナトは手をおく。

「安静にしてろ。」





そう言うと、ミナトは皆に向かって言った。



「カムイ海賊団に乗り込む。」



仲間を傷つけられたと怒っているミナトはとても怖く、誰もそれに逆らおうとはしなかった。


むしろ、カムイ海賊団には悪いが、このタイミングで手紙を盗んでこよう。



そんな考えの元、団員たちもミナトの後に続いてカムイ海賊団のいる建物へ向かったのだった。







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