「掴めたっすよ、手紙の場所!どうやら、建物の3階の奥の部屋、元々ユーリが使ってた部屋の机に置いてあるっぽいっす!でも隣がカムイの部屋っすから、侵入するのは難しいっすね………。」
でかした!よくやった!とあがる声。
その嬉しい情報に興奮した団員たちはつい大きい声をあげてしまう。
そのせいでアレンの姿はミナトにバレてしまった。
「おい………なんだその大怪我は。」
「あのっすね、これはっ…………」
良い言い訳が思い浮かばすたじたじのアレン。
そのとき、ふと他の団員が口を滑らせてしまった。
「カムイ海賊団の………」
「おいっ、馬鹿!」
カムイ海賊団の建物にある手紙を盗む。
それがバレないように他の団員が言葉を制す。
しかし、ミナトはその言葉を聞き逃さなかった。
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