「ってーな。いきなり何すんだよ。」 「ミナトが…ユーリのこと忘れてるからだろっ!?」 またユーリか。 そう思ったミナトは自分の服に付いた砂を払い落として立つ。 そして、カムイが目の前に出した紙切れに目を奪われた。 「……なんだ、それ。」 「これはユーリからおまえに向けられた手紙だ。部屋にしまってあった。でも、今のおまえには絶対やらねーっ!!」 紙を持ってそのまま走り去るカムイ。 その子供のような行動にミナトは嘲笑った。 .