「おい、ミナト!!」 「………カムイか。何の用だ。」 憤怒しているカムイに、何のことだかさっぱり分からないミナト。 「………本当に忘れたのか。」 そう呟くと、カムイは勢いをつけてミナトを殴った。 突然のことでそのまま殴られたミナト。 誰だって、名の知れた盗賊団相手に1人で攻撃してこようとは思わないだろう。 呆気にとられている団員たちだったが、状況を理解しても誰一人として動こうとはしなかった。 カムイが怒っている意味が分かっているから。 .