「……………。」



目の前に横たわっていたはずのユーリが消えて、周りの団員たちはざわめきだす。
一方のミナトは、ユーリがいた場所に座り込んで動かなかった。


「ミナトさんっ!!」




駆け寄るアレンたちを見やるミナト。


「大丈夫っすか!?」


団員たちの声に反応して、ミナトは立ち上がった。



「賊は?全員倒したか?」


「へ?はっ、はいっす………それよりも、なんでユーリが消えちゃったんっすか!?」



慌てる団員たちに黙れ、と命令する。






「………誰だ、それは。」




その言葉にアレンたちはショックを受けた。







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