私がテントに着いた頃にはすでに日は完全に昇りきっていた。


急いで辺りを見回す。
そこには人一人見あたらず、明らかにいつもと様子が違った。




どこにいるのっ!?

痛む足を我慢して、耳を澄ます。
かすかに聞こえてきた声を頼りに私はまた走り出した。




だんだんと声に近付くと、聞き覚えのある声が混じっているのがわかる。

威勢のある雄叫びのような声や、断末魔のような悲鳴。
様々な声が飛び交う中、目の当たりにした光景に目を瞑りたくなった。






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