「ねぇ、なんでそんなに呑気でいられるの?ミナトさんの所にもあんまり来ないし。そんなんじゃ私がペットの座奪っちゃうよ?」

可愛い顔をして蔑むような言葉を言ってくる少女。
年下に喧嘩売られちゃったよ。

仲良くしたいのになーなんて思いながらも手を止めて答えた。




「別にペットになりたくてなったわけじゃないし…。それに、船長さんのわがまま聞くよりはこっちの方がみんなの役にたてる気がするもの。」


「まず、船長さんとか意味わからないんだけど。ミナトさんのこと言ってんの?なんかあんた相手だと余裕な気がしてきた!あたしの方が絡み多いし、この勝負あたしの勝ちね!」


笑って去っていった少女。
最近の子って無駄に怖い………!

怖がってるのバレてなかったかな?
年上としてのせめてもの尊厳が!


ぐるぐると考えているといつもながらのチョップをくらった。







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