総「本当に、蝶は強いようで弱いんだからほおっておけないよ」

蝶「総司のことになると、すごく心配になっちゃうんだもん・・・」

総「それくらい好きってこと?」

蝶「うん。」

珍しく素直な蝶の言葉に頬が緩まる。

総「僕も蝶が好きだよ」

そっと口づけようとしてやめる。

蝶「総司?」

総「今口づけたらきっと蝶に風邪を写してしまうから我慢しなきゃね」

そういうと次の瞬間唇に温かいぬくもりを感じた。

一瞬なにが起こったかわからなかったが、すぐに蝶が触れているのだとわかる。

総「蝶?風邪うっちゃうよ?」

蝶「総司の風邪ならうつってもへーきだもん」

あーあ。

そんなかわいらしいこと言われたらせっかく我慢してたのに我慢できなくなっちゃうなあ。

総「後悔してもしらないからね」

そういって僕は深く口づける。

きゅっと袖を握って甘えてくる蝶。

そんな一つ一つのしぐさが愛おしさを募らせていく。