蝶「やった!!登れた。」

そのままちりんっちりんっと鈴を鳴らしながら嬉しそうに屋根を移動して洗濯物を
とる。

蝶「あ・・・・」

どうやら草履を脱ぎ捨ててきてしまったため降りれないらしい。

困った顔で下を見つめている。

総「蝶。本当の猫みたいだよ。」

僕は軽く笑いながら蝶を見つめる。

すると少し頬を膨らます蝶。

ほんとうに君が猫だったら僕の傍にずっといておけるのに。

なんてことをおもわず考えてしまう。

すると蝶がなにやら思いついたような顔をする。

そして次の瞬間ふわっと屋根から飛び降りる。

総「なっ!!」

僕は条件反射で蝶を受け止める。

蝶「やっぱり総司なら受け止めてくれると思ってた。」

嬉しそうに微笑まれると頬が緩んでしまう。

総「本当に敵わないよ。蝶には。」

僕はそのまま蝶を部屋へ運ぶ。