襖の前に立ち息を吸う。

話を聞くと沙織が後で合流するらしい。

それまでは私は一人だ。

「頑張らなくちゃ。」

自分に気合いをかけてそっとふるまを開ける。

蝶「ようこそおいでくださいんした。」

いつも通りの言葉をかけてそっと顔を上げる。

蝶「へっ!?」

そこにはみんなが座っていた。

そして、なぜかその表情は驚きに満ちていた。

土「蝶、だよな?」

蝶「あ、あい・・・・」

突然のことに変な返事をしてしまう。

平「すげえ・・・・前よりも一段と綺麗だ・・・・」

蝶「そ、そうかな?着物のせいでそう見えるんだとおもうんだけど・・・」

近「いやあ!!蝶君とてもきれいだな!!!」

総「蝶?」

総司に名前を呼ばれて私は総司の方を見る。

総「綺麗だよ。」

蝶「っ///」

久しぶりに見た総司にそんな風に言われてしまうと顔が赤くなってしまう。

私は部屋に入り久しぶりの再会を楽しんだ。