朧「お父様、お母様!!今日はとてもたのしかったよ!!」

蝶「朧・・・」

朧「あのね、実は最近お母様の体調がよくなくてお父様はお母様の傍に付きっきりだったんだ。僕、寂しくて・・・・」

総「そうだったんだ。朧、寂しくなったらまたいつでもおいで?」

総司が優しく目線を合わせて微笑む。

朧「うんっ!!」

私はそっと手を握る。

蝶「気を付けて帰るのよ?」

朧「うん!!」

するとすっと朧の横に女の人が現れる。

蝶「え?」

その人は私たちのよく知る人物だった、

左「さ、沙織?」

名前を呼ばれて、今より少し大人びて綺麗になった沙織は微笑む。

「なあに?左之助さん。」

左「あ、いや、なんでお前が・・・・」

沙「だって、未来から朧をこちらへ送ったのはわたしですもの。」

2人はそういってくすくすと微笑みあう。

同じ人のはずだけど、やはりどこか違う。