「危ない!!」

蝶の声が聞こえた気がして僕と土方さんは上を向く。

土「なっ!!」

すると上から大きな岩が3.4個振ってくる。

総「っ!!!」

僕たちは間一髪避けるが周りと上を綺麗に岩で囲まれる。

総「あらら、囲まれちゃいましたねえ」

土「くっそ!!でも、なんとか助かったみてえだな」

暗闇の中僕たちは座り込む。

総「でも運がいいですね僕たち。」

土「運がいいんだかわりぃんだか・・・おい、総司、お前額なんか光ってねえか?」

総「え?自分じゃ見えませんが土方さんも頬光ってますよ?」

どうやらお互いの顔の一部が光っているらしい。

土「頬ってことは沙織がまじないをかけたところか・・・」

総「僕は額ですよ。つまり、沙織のまじないにたすけられたってことですね」

土「ああ、そうだな。あと、蝶の声が聞こえなかったか?」

総「きこえましたね」

土「つまり、助けがくるかもしれねえってことだな」

総「そうですね。でも、僕たち気味悪いですね。こんなに冷静だと」

苦笑いが零れる。