今、自分の後ろにヒナがいる。 そう思うと、ヒナが俺の背中を見てるかもわからないのに…妙に背中に力が入った。 自意識過剰な俺。 普通に歩いているだけなのに耐えられなくなってきた。 「あのさ…案内してくれるんだったら、せめて隣を歩いてくれないかな?」 お互い正面を向いて歩く方が意識しなくていい。 そう考えてヒナに言ったのに、これが大きな誤算となる。 いざ、ヒナが自分の近くに来たら、さっきよりも…もっと 緊張でいっぱいになってきたなんて…ありえねぇだろ。