スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「とにかく生徒みんなに優しくしてあげて下さいね」


「はい…わかりました」


「それと悪いんですが、今から部活に行かないといけないんで、早川先生はその間、この資料でも見ていてくれますか?」


「先生って、授業が終わってからも忙しいんですね?」


「そうですよ。だから、教師は体力がまず必要なんです」


それだけ言い残して倉石先生は、そのまま部活に行ってしまい…1人で手渡された数学の資料を見ていた。


黙って資料を見ていたら、10分後には睡魔が襲ってきた。


そう言えば、昨夜…緊張して、あんまり眠れなかったし…やべぇかも。


このまま1人で静かに職員室にいたら確実に俺は寝る。


職員室で居眠りするわけにいかないしなぁ…。



「あの……」