スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


無邪気に笑う…その顔がすぐ好きになった。


この日を境にまるで自分の妹のように、ヒナの面倒をみることが俺の日課になる。


だから、俺はヒナが赤ちゃんの頃から5歳になるまでの間、ずっと近くで…その成長を見ていたんだ。


赤ん坊の頃から、小さな顔にアンバランスなくらい、大きくて丸い瞳をしていたヒナ。


『あら~!とってもかわいい子ね』


ヒナの手を握って、大きなゾウの滑り台がある公園に行く途中、こんなふうに声をかけられることは頻繁だった。


よく世間では小さい頃にあんまりかわいいと、大人になったらブサイクになる…なんて言うけど、ヒナの場合は…その逆。


想像もできないくらい…あの頃の何倍もきれいに変身していたんだから──・・・