スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜



すぐには、ヒナだって…気がつかなかった。


女の子の成長って…ホントにすごい。


1番最初にヒナを見たのは…生まれたばかりの赤ん坊の頃だった。



『ダイちゃん、抱っこしてみる?』



おばさんに言われるがまま、今にも壊れそうなヒナを恐る恐る抱っこした事を今でもはっきり覚えてる。



『うわ…見て見て!ぼくを見て笑ってる!』


『この子…すぐに泣いちゃうんだけど、ダイちゃんのことは好きみたいね?』



ヒナがおもちゃみたいな小さな手で、俺の指をギュッと握って微笑む。


その笑顔を見てるとなぜだかわからないけど…


泣きたいくらい、すごく幸せな気持ちになった。