「あんまり言いたくないんですが…倉石先生には、いろいろお世話になったんで教えましょうか」 誰にも内緒な…とびきりの秘密。 「ぜひ聞きたいですね」 倉石先生は少し前のめりで興味津々な様子だ。 「実は、昔…ヒナが言ったんですよ」 2人でお菓子を買いに行った時だった。 5歳のヒナは まだお金の計算ができなくて…。 『ダイちゃん、おしえるのじょうず~!せんせいになったらいいのに…』 ヒナはもう忘れてるだろうな? あの日…俺の手を握って笑って言ったことなんて。