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「じゃあ、2人は仲直りをしたんですね?」
「はい。いろいろご心配をおかけしました」
倉石先生に屋上に来てもらい…この間の報告をした。
「私はお礼を言われるようなことなんて、なにもしていませんよ」
「いえ。先生がいなかったら、俺たち…ホントにダメになっていたかもしれません」
気づかなかったけれど、いつも俺とヒナを遠くから見守ってくれていた先生。
言葉で言い尽くせないほど、俺もヒナも倉石先生には感謝をしていた。
「誰がなにを言っても…ダメになる時はダメになるんです。最後はお互いの気持ち次第ですよ」
お互いを信じる気持ちと…好きだという気持ち。
これがあれば、なにがあっても大丈夫だって、今の俺は胸を張ってそう言える。
「あっ、そう言えば 早川先生。とうとう明日で実習も終わりですね」
「短い間でしたけど…お世話になりました」

