「わたしが思ってたとおり…って言うか、それ以上のイケメンだったよっ!」


2人の姿が見えなくなった途端、美琴があたしの肩を強く掴んできた。
 

でも、そう思ってたのは…美琴だけじゃなくて。


「めちゃめちゃタイプだよ~!」


「カッコいいうえに、モデルみたいにスタイルもよかったよね!」


「早川先生の彼女になれないかなぁ~」


クラス中の女子が ダイちゃんのことを噂していたんだ。


……すごいモテモテだし。


いつもあたしと一緒にいてくれたダイちゃんが、ものすごく遠くに感じちゃうのは気のせい?