あたしは、ホントになにも知らなくて…あの頃 『ダイちゃん、おんぶして~!』 って言って、この背中に無邪気に甘えてたんだね? ゴメンね…ダイちゃん。 「この傷たちも全部…あたしが受けとめるから」 数え切れない傷の1つ1つに、優しくキスを落としていった。 もうダイちゃんは1人じゃないから。 あたしが、どんな時も必ず側にいるからって──・・・