「昔のことだから同情とかすんなよ」 「ダイちゃんのバカッ!同情なんてするわけないでしょ!」 どうして、そんなこと言うのよ。 「母さんを助けようと思って、親父に突っかかったらさぁ、何度も殴られたり…熱湯をかけられたりして……」 「もう、なにも言わなくていいから!」 ダイちゃんが虐待を受けていたことはママから話を聞いて知ってたけど、実際にそれを目にすると…胸が張り裂けそうな思いがした。 「悔しいし…痛くてたまらないし最悪だった。でも、ヒナがいたから…あの頃、頑張れた気がする」