「わかった。あのね、ダイちゃん」 ポケットの中から車のキーを探す、ダイちゃんの腕にしがみついた。 ちょっとの間でも、ダイちゃんと離れたくなくて。 「なに急にかわいいことしてんの?」 ────チュッ! 「えっ、なにっ!?」 突然、髪の毛に優しく口づけをされた。 「…クスッ。ヒナも早く行けよな」 とびきりの笑顔を見せて教室を出て行くダイちゃん。 ……ズルイよ。あたしの胸をこんなにドキドキさせて 1人で先に行っちゃうなんて──・・・