それから制服のボタンを1つ…また1つと外されて、胸に冷たい空気を感じながら


そのまま、ひんやりしたフローリングに倒された。



───この時…



ようやく、閉ざしていた瞼をゆっくりと開くと、ダイちゃんと目が合い


「……ヒナ」って名前を呼ばれると



──────ッ…



感じたことのない痛みが首筋に走る。


そうして、もう一度、ダイちゃんと視線が重なると張りつめていた感情と一緒に…急に涙が溢れ出した。