ダイちゃんとまだ離れたくなくて。 ただ…その一心だった。 「なに言ってんだよ。もう…10時が来るんだぞ」 左手にしている腕時計を見ながら、ダイちゃんが怒ったように言う。 それでも掴んだシャツを離したくなくて… ダイちゃんの顔を見上げ、もう一度告げようと澄んだきれいな瞳を見つめた。