「ダイちゃんはどうして、あたしのことをそんなに心配してくれるの?」 今度はあたしがダイちゃんの目を真っ直ぐに見て聞いた。 すると、ダイちゃんはあたしから…すぐに視線を逸らし 「ヒナは…俺の妹みたいなもんだろ?」 と言って、サイドブレーキに手をかけ、ゆっくりと車を走らせて行く。 「……そっか」 その言葉を聞いて、胸が…どうしてかな? 張り裂けそうになるくらい痛い。 ダイちゃん…あたしは“妹”なんかじゃないよ。 さっき握られていた手首を押えながら、心の中でダイちゃんに何度もそう訴えた。