────────────・・・ 運転席に座ったダイちゃんが、キーを差し込み車のエンジンをかける。 「そうだ。ヒナのケー番教えて?」 「えっ…うん。ちょっと待ってね」 カバンの中から急いで ケータイを取り出そうとしたけど、暗くてすぐに見つからない。 「あれ?どこだろ」 「 悪い。今、ライトつけるから」 「ありがと。ケータイあったよ!じゃあ、赤外線受信しよっか」 ダイちゃんの方にケータイを向けると──・・・