スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜



『ぼくが側にいないと、ヒナはなにもできなくてしょうがないなぁ…。1人でブランコも乗れないし』


『がんばったらヒナだって、1人でできるもんっ!』


『ホントに…?』


『……』


『クスッ。ヒナのうそつき』


『うそつきじゃないもん。それにヒナががんばっても…がんばらなくても、ダイちゃんはヒナとずっと一緒にいてくれるでしょ! 』


そしたら、ダイちゃんがあたしの手を握っていた手にキュッと力を込め


『……うん』


と言って、優しく微笑んでくれた。


笑って大きな目を細めている…ダイちゃん。


その目を見つめていると、すごく嬉しくなった。


そう。ここまでは…よかったんだ。


なのに…なにを思っちゃったんだろうな?


次の瞬間、あたしはいきなりダイちゃんにプロポーズをしたんだ。


『あのね、ダイちゃん……』


『どうした?』