─────バシッ!! 「ヒナったら、ちゃんと話聞いてないでしょっ!」 意識が全く他のところに飛んでいたら、美琴におでこを叩かれた。 「ゴメンってば…」 「ホントにヒナは、しょうがないんだから…」 ふぅー…って小さなため息を吐いて、その後クスッって笑う美琴。 その顔が一瞬だけど、あの時のダイちゃんの屈託のない笑顔と重なって見えたなんて…あたし、どうかしてる。 またあたしは思い出の中に意識が飛び、今度はダイちゃんと2人で家の近の公園で遊んでいた時のことを思い出していた──・・・