[ ヒナ:side ]



“ 恋 ”の



意味も知らないまま



訪れていた…まだ5歳だった頃のあたしの初恋。


もう気がついた時には…


無我夢中で、前に見える大きな背中を追いかけていた。


無条件に全部が大好きになっていた…男の子。



それが……ダイちゃん。