今や二人しか居ない薄暗い教室に、
俺の断絶魔が響き渡った。

「……『ムンクの叫び』?」

圭介はそう呟き、右手を口元に当てながらも顔を伏せて肩を震わせる。

相変わらず、笑いのツボがよく掴めない奴だ。