資料の1ページ目に手をかけると 「何してんの生徒会長ちゃん」 背後から聞こえた 少し眠そうな声に驚いて振り返ると 教室の後ろにある古いソファから むくりと起き上がる金髪頭が私の目に映った 金髪の毛先は遊ばせて、 左耳にはシルバーのリング状のピアス 整った眉に切れ長の二重瞼・・・ 色素が薄い、茶色の何かを陥れるような危ない瞳 スッと通った鼻筋と薄い唇 ・・・って、 もしかして私この人がいたの気づかなかった訳?!