「あぅ…トイレ…。」 1人でぶつぶつ呟きながらふらつく足取りで席をたつ。 昼休みの今は教室には半分程の生徒しかいない。 …教室の隣に麻美達がいる。 なんかやだなぁー…。 一歩一歩慎重に踏み出すもー… ドア付近まで差しかかかった時に 横の麻美に気を取られて 足がもつれてころんだ。 「ぁ…っ」 ダメだ…意識飛ぶぅ…。 先輩…。 「ちょ、なぎさ!?」 そんな声を頭上に聞きながら 意識を手放した。 …久しぶりの麻美の声だ。