嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。 お願いだから 皐月を死なせないで。 涙なんて出なかった。 起こったことが認識出来なくて。 でも… 目の前で意識を失ってるのは 間違えなく 皐月なんだ。 いつの間にか救急車が到着して皐月が担架に乗せられる。 「退いて下さい!!誰かお連れの方ー…?」 「あなたでしょ!?」 「あ…は、はい…」 誰かに背中を押されて とりあえず救急車に乗り込む。 …皐月は…皐月は… 助かるんだよね?