「ここか・・・。」

そこには、バカでかい家。
というより豪邸。

アタシらの、カヲルの金で創った家もそ
うとうでかいが、これはずば抜けて違う
そ・・・。

(ガニ股と男口調はダメだよ!)

「ハッ!!」

ポカーンとしてガニ股のアタシはパッと
足を閉じる。

「・・・行くぜ・・・じゃなくて・・・

 行きましょ・・・う・・・?」

どぎまぎで、インターホンを押した。