要は自分の事を要と言う。
 それがDevils angelSの中での唯一の
 癒しなんだけどさ。
 でも軽く叩いてくるねって・・・要の“
軽く”はほっとくと半日なんにも食べずや
ってるからな・・・。

 そんなこと思いながら、アタシは自分
の部屋に入った。

 自分のベッドに勢い良く滑り込む。
 この家は、家の中でも靴のままだから、
ホントはベッドに乗るときは靴を脱がにゃ
なんねーんだけど、アタシは夜寝る時しか
あんま脱がねーな。

「でも自分の部屋に入るととてつもなく歌
 いたくなるんだよなー。」

 ハァとため息をこぼすアタシ。
そのままベッドでごろごろする。

 「・・・行ってこよ。」

 アタシは自分の部屋を出た。