「ハァ・・・ハァ・・・。」 下駄箱を出る。 ふと、考えた。 “もしかしたら見間違いかもしれない” “違う人かもしれない” でも、違う。違うんだ。 だって・・・アレは・・・ あれは・・・ 間違いなく、母さんだ。