ちょっとした路地裏。

「待ってってば!!」

ついにアタシは腕を掴まれた。

「うわぁぁあ!」

「なんで逃げんだよ!!」

「え・・・。追いかけられたから・・・
 。」

沈黙が流れる。

「まぁ・・・俺もそうかもしんないけど
 さ・・・。」

再び沈黙が流れる。

「なぁ・・・俺何かしたっけ?」

「え?」

爽やかボーイの・・・あ!思い出した!
翼だ!
...その翼が、頭をかきながらアタシ
に言う。

「だから、俺愛羅になにかしたっけ?」

ふわ゛っ・・・急に呼び捨て・・・?(汗)

「別に?なにも・・・なんでさ?」

「なんか・・・いつも避けられてる感じす
 るし・・・。」

喋られないから特に喋んないだけなんだけ
ど・・・。

「全然?そうゆう気持ちないし。」

「そうならいいや!ゴメン!じゃっ。」

翼はどこかに走ってった。


「なんだったんだよ・・・。」


アタシはしばらくして、家に帰った。