屋上にて。

棗、カヲル、要がもういた。

「オハヨ。一応きたのね。ってカヲルその
 タバコまだ吸ってんの。臭い。」

「ヒドいな愛羅・・・。」

カヲルはそう言いつつやめないのは知って
るけどさ。

「カヲル?いつものことじゃねーか。」

棗も棗でアレだな・・・。

「愛羅ちゃん。」

「ん?」

要が目を八の字にしてアタシを見てる。

「要、相談のるよ?」

「?何が?」

要の隣に座る。

「愛羅ちゃん。何かあったでしょ?」

ドキッ。

うぉっ...ヤバ。アタシそんなわかりやすい?

「べっ・・・別にっ?何もないって!」

教室を出るときに...腕掴まれたなんて言えない。
ダサすぎんじゃん。なんかさ。

「ホント?ならいいんだけど・・・。」

「ホントホント。あ、ライターどこだっけ?」

アタシはとぼけてバッグをあさる。

「いつも外っ側のポッケの中に入れてんじゃねーか。」

棗がフウッと煙で円を作る。

「あっ・・・そうだったっけ。アハハ...。」

カチッとライターをつけて、タバコに火をつける。

あれ?つかない・・・。

「愛羅。」

「なに?棗。」

「タバコ逆。」

「嘘っ!/////」

「嘘じゃない。」

うわぁぁ・・・。恥ずかしぃ。。。